複数の業務アプリケーションを連携させる５つの方法
現代のビジネスにおいて、複数の業務アプリケーションを連携させることは、業務効率化やデータの一元管理に不可欠です。
複数ベンダーによるシステムや、追加機能を別システムに分けて運用する等、複数のシステムを運用する理由はありますが、どのような方法で連携できるかご存じでしょうか。
今回は、代表的な【５つの連携方法】を紹介します。
1.データベース連携
複数のアプリケーションが共通のデータベースにアクセスすることでデータを共有し、リアルタイムに情報を更新できます。
基幹システムと顧客管理システムなど、大規模なシステム間の連携に適しています。
同一の開発会社によるシステムの場合はこちらの方法が一般的です。
2.CSVファイル連携
データをCSVファイル形式で出力・入力することで、異なるアプリケーション間でデータをやり取りします。
シンプルな方法ですが、データ出力・取込作業を行う必要があり、手間がかかることと、リアルタイム性が低い点がデメリットです。
Web上の外部システム等との連携も可能で、昔から使われてきた方法であるため、最も汎用的な連携方法といえます。
3.API連携
アプリケーションプログラミングインターフェース（API）を利用して、異なるアプリケーション間でデータをやり取りします。
柔軟な連携が可能で、Webサービスとの連携も容易です。
Webシステムでは一般的な方法で、前提としてAPIを用意する必要があります。
社内・社外問わず、利用可能で単純なデータ以外の操作を行うことも可能です。
4.RPA連携
Robotic Process Automation（RPA）は、ソフトウェアロボットが人間の操作を自動化することで、異なるアプリケーション間のデータ入力や処理を自動化します。
上記方法では行えない「柔軟な動き」を自動化できる代わりに、速度面や複雑な処理の対応は難しく、正しく動作させる条件等を工夫する必要があります。
5.Windowsハンドル連携
Windowsの各ウィンドウ（ハンドル）を操作することで、異なるアプリケーション間でデータをコピー＆ペーストしたり、ボタンをクリックするなどの操作を自動化します。
シンプルな連携方法ですが、アプリケーションのUI変更に弱く、RPA連携同様に正しく動作させる条件等を工夫する必要があります。
では、どの方法を選ぶべきか？
行いたい連携内容によって上記から選ぶことができますが、実現可能かどうかについては、システムによって制限もあります。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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