有線LANと無線LAN、Wi-Fi6の特徴
私達の生活はインターネットを用いられる事にありふれています。
そんなインターネットへの接続方法には有線接続と無線接続があります。
今回は有線と無線、それぞれにある特徴をご紹介致します。
有線LANと無線LANの特徴
有線LAN
ルーターと端末間をLANケーブルで直接接続するため、周囲の電波状況に影響されることなく回線速度が安定しています。
LANケーブルが問題なく利用できる最長100mまでは、ほとんど通信速度の低下が見られません。
企業施設、住宅等では基本的に制限距離内で利用可能です。
また、100m以上の長さでLANケーブルを利用するにはスイッチングハブに中継する事で、弱まったりノイズの入った電波を元に戻して、距離の延長を可能にするだけでなく複数端末への接続も出来ます。
無線LAN
無線の届く範囲内では端末の持ち運びが容易にできて、LANケーブルを気にせずにレイアウトの変更も行いやすくなります。
ですが周囲の天井や壁といった遮蔽物やノイズによって電波状況が影響されることがあります。
Wi-Fiが繋がりにくい時の改善ポイント2つ
①周波数を確認する
無線LANの周波数帯域には主に2.4GHzと5GHzの2種類があります。
2.4GHzは様々な家電製品・電子機器で使われているため、電波状況にノイズとして通信速度の低下を及ぼしやすいですが、5GHzより比較的遠くまで電波が届きやすいという特徴があります。
5GHzは使用されている機器が少く、電波の干渉を避けやすいのですが、壁のような遮蔽物があると通信が不安定になる特徴があります。
壁のような電波が不安定になる要素が少なく、問題なく接続できるのであれば、5GHzの方に設定することをおすすめします。
②中継器を設置する
中継器を設置すると電波が再び発信され届く距離が延長されるので、ルーターからの距離が離れていて電波が届きにくいということも少なくなります。
Wi-Fi6とは

Wi-Fiが利用できるエリアでは動画再生・ダウンロードを行えますが、接続台数が増えてくると回線が止まったり遅くなったりしたことはありませんか?
新しく登場するWi-Fiの規格、「Wi-Fi6」なら、これまでより快適に通信を行うことができます。
そのメリットについてご紹介致します。
Wi-Fi6は、従来のWi-Fiの規格に比べて一体どのような変化があるのでしょうか?
まず、Wi-Fi6による大きなメリットは通信のスピードアップです。
最近ではパソコンやスマートフォンでインターネットを利用する機会が増えてきましたが、自宅や施設内で長時間利用してもスムーズに閲覧できます。
また、上記でご紹介したようにWi-Fiの規格には2.4GHz帯と5GHz帯の2種類の周波数に分かれているのですが、Wi-Fi6はその両方の周波数を用いることが出来るのです。
情報を処理するスピードだけでなく性能も上がっているので、一度に接続できる台数も増え、通信処理スピードはなかなか落ちることはないでしょう。
Wi-Fi6はTWT(ターゲットウェイクタイム)という機能があり、通信のタイミングをコントロールすることができます。
通信する必要がない時は、消費電力を抑えてWi-Fi機器のバッテリーを長持ちさせる効果があります。
そのため、バッテリーの消費が遅くなるため省エネ効果があるといえます。
通信の安定性や利用のしやすさは有線LANと無線LANで異なるので、ご自身がどのように使用する予定なのかで使い分けていくのがベストだと思います。
また、IOT技術の課題である通信の安定性も無線通信技術の発展により、私達の生活に寄り添ったものとなっていくのではないでしょうか。
長年利用しているルーターだと接続台数が増え、回線が止まったり遅くなる症状が発生する恐れがあるので、こういった技術も是非ご相談下さい。
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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