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COBOL(コボル)での開発は古い!と言われながらも無くならない4つの理由

COBOL(コボル)での開発は古い!と言われながらも無くならない4つの理由 | ソフトウェア

COBOL」での開発をずいぶんしなくなったと思い、現在でも使用されているのかとちょっと調べてみました。

2019年に入って情報処理推進機構(IPA)が基本情報技術者試験の出題を見直すと発表したそうです。2020年春の試験からCOBOLに関する問題を廃止し、かわりに、AI(人口知能)などの開発に向く言語として人気の高まっている「Python」を出題するとの事。

COBOLは基幹システムなどで広く使われてきたプログラミング言語ですが、若手技術者が積極的に学ぶべき技術とみなされなくなってきたようです。

 

 

COBOLとは


COBOLとは「COmmon Business Oriented Language」の略であり、高級プログラミング言語の一つです。
ビジネス系システム開発
において、よく使用される開発言語です。

 

COBOLがよく利用される理由は、

  • 大量のデータ処理が可能
  • 金額計算に向いている
  • プログラムの可読性に優れている
  • 運用が安定している

 

などがあげられます。

誕生してから50年以上も経っている古い言語ですが、
現在でも

銀行オンラインシステム
ホテルや座席の予約システム
企業の基幹業務システム

などにおいて、様々な国や企業でCOBOLが使われています。

 

 

COBOLがなくならない4つの理由


COBOLがなくならない理由を何点か上げている方の意見を、抜粋してご紹介すると以下の4点です。

 

  1. 現行の大規模案件が多数稼働しており、保守案件が多い
  2. 現行からのリプレース案件も多い
  3. 言語自体は拡張され、「オブジェクト指向」にも対応している
  4. エンジニア数が減り、希少価値が高まってくることが予想される

 

1.に関しては、保守だけでなく、追加開発、改修、障害対応があります。他言語にリプレースした場合と比べて、大変なコストと労力もかかります。

2.に関しては、VB(Visual Basic)などへのリプレースがありますが、COBOLと開発言語の知識が必要です。

3.は2000年代に入ってからはオブジェクト指向にも対応しているようです。

4.WEB系の若手エンジニアが増え、COBOLエンジニアは減少傾向にあるようです。案件があってもCOBOLエンジニアが減少すれば、希少価値があがるということです。又、COBOLに特化した求人を出されている企業もあり、需要はまだまだあるようです。

 

 

COBOLからVB.NETへのリプレイスもおすすめ


前述したように、COBOLは優秀なプログラム言語で、すぐにはなくならない言語ではありますが、現代の技術や要求に対応するのが難しい場合が、しばしば見受けられます。
また、COBOLのプログラマーは、高齢化や減少傾向にあります。そのため、COBOLのシステムを維持するのは、コストが高く、リスクが大きいと考える企業様もいらっしゃいます。

弊社では、その様なお客様には、COBOLからVB.NETへのリプレイスをおすすめしています。VB.NETは、Microsoftが開発した近代的ななプログラミング言語です。VB.NETでのシステム開発は、COBOLと比べて、以下のようなメリットがあります。
 

  • .NET Frameworkや.NET Coreという最新のプラットフォームに対応しています。これにより、クロスプラットフォームやクラウドなどの機能を利用できます。
  • オブジェクト指向例外処理などの先進的なプログラミング概念をサポートしています。これにより、コードの品質や再利用性を向上できます。
  • 「Visual Studio」という強力な開発環境を提供しています。これにより、コードの作成やデバッグ、テスト、デプロイなどを効率的に行えます。
  • COBOLと同じように、英語に近い構文を持っています。これにより、COBOLのプログラマーが移行しやすくなります。

 

以上のように、COBOLからVB.NETへのリプレイスは、システムの性能や保守性、拡張性などを向上させることができます。

また、開発コストやリスクを削減することができます。COBOLからVB.NETへのリプレイスは、ビジネスの競争力を高めるための有効な手段です。ぜひ、ご検討ください。

もし、COBOLからVB.NETへのリプレイスにご興味がございましたら、一度弊社にご相談ください。

【関連記事】
Microsoft Access(アクセス)で作ったシステムにはこんな落とし穴が!注意すべき問題点とその対策

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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