「入力をもっともっと効率よくしたい・・・」
以前コンピュータを導入されるお客様で、
コンピュータさえ導入すれば、
いろいろな分析結果がどんどん出てくるように
思われている方が結構いらっしゃいました。
コンピュータは機械(ハードウェア)のみでは
何も行なってくれませんので、
必要なプログラム(ソフトウェア)を用意し、
データを入力しなくてはなりません。
この売上伝票、作業伝票などの入力作業が結構な手間になります。
入力作業はコンピュータに入力するのみでなく、
入力した内容が正しいかをチェックする必要もあり
そのためにチェックリスト用のプログラムも用意し、
入力後に印刷してチェックしていました。
でも今はペーパーレスの時代になり、
なるべく印刷を行なわないように
システムを考えることが多くなりました。
チェックリストで確認しないためには、
入力途中で間違いをチェックする必要があります。
日付、数値の入力範囲チェックや
項目間の組み合わせチェックなど行い、
エラーや警告を入力者に伝えます。
しかし、このようなチェックは妥当性チェックで
絶対に原票どおりに入力しているかは保障できません。
意外なアプローチによる驚きの効果!
以前、あるお客様で
「二人が同じ内容のデータをそれぞれに入力する」という
入力システムを作成しました。
入力後に、二人の入力内容を突き合わせて、
不一致の箇所のみチェックリストに印刷するというものです。
二人が同時に誤読する可能性は低いだろうということを
前提に行なったものです。
このお客様では、一人で入力処理し
チェックリストを読んで確認する(同一人、または別人が)よりも、
入力処理時間がかなり短縮されました。
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